上段左のマークは、スター・オブ・ライフ(生命の輝き)と呼ばれているシンボルマークです。中央の杖、それに巻きついているのは蛇です。杖は命の象徴、蛇は知恵の象徴、また蛇は脱皮して成長することから若返りと考えられ、不滅の命の象徴であると言われています。
これを「アスクレピオスの杖」といい、欧米では医の象徴として世界保健機構(WHO)やアメリカ医師会(AMA)のマークにもなっています。アスクレピオス(中段)とは、ギリシャ神話に登場する人物で、太陽の神アポロン(父)とテッリサ王女の妖精コロニス(母)の間に生まれ、ギリシャ1の名医とうたわれ、ある日、女神アテーナーに生命蘇生の秘術を与えられた医学の神です。
上部マークの全体は、アメリカの救急隊のシンボルとして生まれましたが、現在では救急医療のシンボルとして、世界各国で親しまれ、近年では日本の救急車、救命救急センター等でも使用されています。アスクレピオスの杖を中心に、六本の青い柱が放射線状に伸びています。記載のとおり、時計回りの順に配置の意義があります。
上段右のマークは日本ドクターカー協会のロゴマークです。三本の柱に色の三原色、青・藍(英知)、黄(希望)赤(灯火)として意義を留めました。
三原色によってほとんどの色が作られます。救急医師は、全ての症状に俊敏に判断し、処置を行うため日々医療技術向上を目指す救急専門医師の使命感を表しました。そして時計の時刻盤があり、その前にアスクレピオスの杖を配置しました。救急医療は、時間との戦いが宿命となって立ちはだかります。この時間との戦いに挑み、攻める救命救急医療体制になくてはならないのがドクターカーです。また、時計の針が11時18分8秒をさしています。これは日本ドクターカー協会設立日の11月18日午前8時00分、法人登記申請のために待機していた時の「救える命は救いたい!」攻める救命救急医療体制目指す」との誓いをロゴマークに留めました。ロゴマークの意義を胸中に刻み日本ドクターカー協会は、皆様と共に、攻める救命救急医療体制目指してまいります。
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